top of page

電子ブレーカーは怪しい?よくある不安6つに、レンタルする側が正直に答える

15時間
読了時間: 5分

本当に下がるのか、落ちやすくならないか、安全性、使用量の料金、工事、費用。貸す側の立場で、デメリットも含めて答えます

コンクリートの壁に取り付けられた灰色の鉄の箱と、その下の床に置かれた白いバケツ
写真はイメージです

「電子ブレーカー 怪しい」という疑問は、検索でよく見かけます。この記事は、電子ブレーカーをレンタルする側のCLARXが書いています。よくある不安を6つ取り上げ、下がらない部分や向かない場合も含めて答えます。

不安6つに、先に短く答える

数字や仕組みは、CLARXの公式ページ(2026年11月2日に原文を確認)に書かれていることをもとにしています。第三者の調査ではなく、貸す側の説明です。

不安

短い答え

① 本当に下がる?

下がる見込みを計算書で先に出す。確かめは検針票

② 落ちやすくならない?

先に計測して決める。使い方が変われば相談

③ 安全?

PSEマーク取得、JIS規格の部品、電力会社の試験と検査

④ 使用量の料金は?

下がらない。下がるのは基本料金だけ

⑤ 工事で止まる?

動力の電気を止める。日程は相談

⑥ 本当に0円?

0円なのは初期費用。月々は削減額の6割を払う

出典:CLARX 公式ページ https://www.clarx-group.com/system-breaker 「よくあるご質問」「安心して始められる4つの理由」ほか(2026年11月2日に原文を確認)

① 本当に下がる? ② 落ちやすくならない?

低圧電力の基本料金は「契約電力×単価×力率による調整」で決まり、単価と力率は変えられません。変えられるのは契約電力の数字です。公式ページには、30kWを10kWにした計算の一例が載っています。

基本料金の計算の一例(1kWあたり1,179.9円) / 設置前 30kW×1,179.9円 / 35,397円 / 設置後 10kW×1,179.9円 / 11,799円 / レンタル代 差額の6割 / 約14,159円 / 手元に残る額 差額の4割 / 約9,439円 / 月の差額(基本料金) 23,598円 / 年間の差額 283,176円
レンタル代と手元の額は、差額から当方で計算。単価は一例で、実際は電力会社や契約で異なります。差額23,598円×0.6=約14,159円、×0.4=約9,439円(棒は値に比例)

この例のとおりに下がるとは限りません。CLARXは実際に流れている電気を測り、計算書で契約電力と削減額を示す手順です。設置と電力会社の検査のあと、検針票の基本料金が計算書の額になっているかを確かめてから契約になります。

落ちやすくならないかについては、ブレーカーが電流の大きさと流れた時間を測り、JIS規格で定められた範囲で判断すると書かれています。ふだんの使い方で動かせる契約電力を、計測してから決めます。ただし、機械を増やすなど使い方が大きく変わるときは、事前に相談が必要です。

コンクリートの床に置かれた、点灯した黄色い懐中電灯と、灰色の鉄の扉の下の部分
怪しいかどうかは、自分の目で確かめるのがいちばんです(写真はイメージです)

③ 安全? ④ 使用量の料金は? ⑤ 工事は? ⑥ 費用は?

③ 安全性について、公式ページは次の4点を挙げています。

  • 一般財団法人 電気安全環境研究所(JET)によるPSEマーク(第三者認証)を取得している

  • JIS規格の部品で構成されている

  • 電力会社の立会試験に合格している(希望すれば試験の映像も見られる)

  • 設置後に電力会社の検査も行われる

④ 使用量の料金は、下がりません。下がるのは契約電力で決まる基本料金だけで、電力量料金は変わりません。電力会社の見直しは別で、電気料金の見直しで相談できます。

⑤ 工事の間は、安全のため動力の電気を止めて作業します。日程は営業に差し支えないよう決めます。

⑥ 費用は、初期費用・工事費・現地調査費が0円で、月々のレンタル代は削減できた額の6割です(設置の2か月後から)。公式ページにも、長く使うと支払いの合計がリースと同じくらいになる場合があると書かれています。リースとの比べ方はレンタルとリースの違いの記事にあります。

向かない場合と、デメリット

向かない場合と、知っておきたい点

  • 電力量料金(使った量の料金)は下がらない

  • 対象は、おおむね10kW〜50kWの低圧電力(動力)で、沖縄県と離島は対象外

  • レンタル代として、削減できた額の6割を払う(残りの4割が手元に残る)

  • 機械を増やすなど使い方が変わると、契約電力の見直しが要る

  • 取り付けの間は、動力の電気を止める

検針票の契約種別が「低圧電力」「動力」なら、対象になる可能性があります。例外もあります。仕組みは電子ブレーカーとはの記事にあります。

天井の明かりが1つ灯る細い廊下の突き当たりにある、灰色の鉄の扉
設置のあとは、検針票の数字で確かめます(写真はイメージです)

契約の前に、自分で確かめる4つ

判断の手がかりになる4つ

  • 契約より前に、計測と計算書をもらえるか

  • 設置と電力会社の検査のあと、検針票の基本料金で確かめてから契約できるか

  • PSEマークなどの認証と、電力会社の立会試験の説明があるか

  • レンタル代の決め方(削減額の何割か、いつから払うか)が文書で示されるか

検針票をお手元に用意すると、対象かどうかの確認が早く進みます。

よくある質問

Q. 電子ブレーカーは、本当に基本料金が下がりますか。

A. 契約電力で決まる基本料金が下がります。ただし、下がる額は事業所の機械と使い方で違います。CLARXでは、計測して計算書で見込みを出し、設置と検査のあと、検針票で確かめてから契約します。

Q. 電子ブレーカーにすると、ブレーカーが落ちやすくなりますか。

A. ふだんの使い方で動かせる契約電力を、計測してから決めます。機械を増やすなど使い方が大きく変わるときは、事前に相談します。

Q. 電気の使用量に応じた料金も安くなりますか。

A. なりません。下がるのは契約電力で決まる基本料金だけで、使った量にかかる電力量料金は変わりません。

Q. 工事のとき、営業に影響はありますか。

A. 取り付けの間は、安全のため動力の電気を止めます。止める時間と日程は、営業に差し支えないよう相談して決めます。

まとめ

  1. 下がるのは契約電力で決まる基本料金だけです。電力量料金は変わりません。

  2. 怪しいかどうかは、計測→計算書→検査→検針票で確認→契約の順になっているかが、判断の手がかりになります。

  3. 向かない場合もあります。対象の目安はおおむね10kW〜50kWの低圧電力(動力)で、使い方が変わるときは相談が要ります。

この記事に関連するサービス

システム・ブレーカー(電子ブレーカーのレンタル)

動力(低圧電力)の契約電力を、実際に同時に使う電気に合わせて見直すための電子ブレーカーを、レンタルでご提供しています。計測調査のうえで、見直しによる効果の見込みをお示しします。検針票をお手元にご相談ください。

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page