top of page

揚げ油の毎日の点検表:フライヤーの横に貼る1枚・7つの欄・閉店後3分の付け方

6月11日
読了時間: 5分

装置を入れた後も、入れる前も使える。色・泡・煙・においを○△×で付け、交換と継ぎ足しを1行に書く

カウンターに並んだ天ぷらと揚げ物
写真はイメージです

揚げ油の様子は、毎日少しずつ変わります。その変化を残しておくと、交換の判断がそろい、手入れの抜けにも気づけます。ただ、記録は細かすぎると3日で止まります。この記事では、フライヤーの横に貼る1枚の点検表に絞って、設ける欄、○△×の決め方、1週間の書き方の例、閉店後3分で付け終える流れを整理します。

点検表に設ける7つの欄

1日1行、1槽につき1枚にします。欄は次の7つで足ります。

欄

書き方

ねらい

日付

月/日

交換までの日数を数える

揚げた量

多・中・少

傷みの早さの理由を読む

色

○・△・×

前の日との差を見る

泡

○・△・×

消えにくい泡は傷みのしるし

煙・におい

○・△・×

いつもの温度での煙・きついにおい

手入れ

こした・ふたをした に印

手入れの抜けに気づく

継ぎ足し・交換

継ぎ足しはkg、交換は「替」

油の減り方と交換の日

付けた人の名前の小さな欄を右端に足すと、書き方のずれを確かめるときに役立ちます。

○△×の決め方を、表の上に書く

○△×は、付ける人によってずれやすい欄です。表の上の段に、それぞれの状態を言葉で書いておきます。

表の上に書いておく言葉(店で決める例)

  • ○:泡がすぐ消える。いつもの温度で煙が出ない。色は前の日とほぼ同じ

  • △:泡が少し残る。色が前の日より濃い。においが少し強い

  • ×:細かい泡が消えにくい。いつもの温度で煙が出る。粘りがある

かつて国が示していた弁当・そうざいの衛生の目安では、発煙、いわゆるカニ泡(細かい泡が消えにくい状態)、粘りの状態から判断して、明らかに傷んだ油は全部を新しい油に替えることとされ、酸価が2.5を超えたものもその対象とされていました。×の言葉は、この目安を参考に決めると判断がそろいます。

出典:厚生労働省の資料(弁当及びそうざいの衛生規範。この規範は2021年6月に廃止。目安として紹介)

店のカウンターをふく人の手元
閉店後の片付けの流れに、点検表の1行を組み込むと続けやすくなります(写真はイメージです)

1週間の書き方の例

日付

量

色

泡

煙・におい

手入れ

継ぎ足し・交換

6/1

中

○

○

○

こした・ふた

替

6/2

中

○

○

○

こした・ふた

1kg

6/3

多

△

○

○

ふた

2kg

6/4

中

△

△

○

こした・ふた

1kg

6/5

多

×

×

△

こした・ふた

替

この書き方の例(仮の記録)では、6/1に替えた油を6/5に替えています。6/3に揚げた量が多く、こすのを忘れた日から色が濃くなり始めたことが、1枚で読み取れます。表があると、「なぜ早く傷んだか」を店の中で話し合えます。

交換した日は、新しい行から始める

油を替えた日は、その日の行の「継ぎ足し・交換」に「替」と書き、翌日の行から新しい油の記録として数えます。替える前の行に×が並んでいれば、交換の判断が目安どおりだったことの記録にもなります。逆に、○や△のまま替えた日が続くときは、まだ使える油を早めに替えている可能性があります。替えた理由(色・泡・煙・決めた日数)を行の端に一言書いておくと、店の中で判断の仕方をそろえる手がかりになります。

閉店後3分で付け終える流れ

火を止める前に見る 色・泡・煙 / こす・ふたをする 手入れの欄に印 / 1行を付ける 量と○△× / 継ぎ足し・交換を書く kgか「替」
泡と煙は、温度があるうちでないと見られません。片付けの最初に見ておきます。

続けるための工夫

  • 表はフライヤーの横の、油がはねない高さに貼る

  • ペンを表のそばにひもでつないでおく

  • 1枚が埋まったら、日付順にとじておく

  • 空いた行がある日は、翌朝いちばんに思い出して書く

とじた表がたまると、油の傷みを抑える道具を入れるかどうか、入れた後に効いているかを考えるときの材料になります。相談のときは、表をそのまま持っていくのが近道です。

よくある質問

Q. ○△×の付け方が、人によってずれてしまいます。

A. 表の上の段に、○・△・×それぞれの状態を言葉で書いておきます。「泡が数秒で消える=○」「泡が残り、表面に広がる=×」のように、見て決められる言い方にすると、付ける人が替わってもそろいます。

Q. 記録は誰が付ければよいですか。

A. その日の最後に油を扱った方が、閉店後の片付けの流れの中で付けるのがいちばん確かです。付けた人の名前の欄を設けておくと、書き方のずれに気づいたときに確かめられます。

Q. 酸価を測る試験紙は必要ですか。

A. なくても表は付けられますが、試験紙を使うと油の傷み具合を色で比べられ、付ける人が替わっても同じ物差しで判断できます。使う店は、交換の前に測った結果を表の欄に書きます。

Q. 揚げ油の装置を入れた後も、同じ表でよいですか。

A. 同じ表を続けます。入れる前と後で表の形を変えないことが大切です。欄が同じなら、後で前後の記録を並べて見られます。

まとめ

  1. 点検表は1槽1枚・1日1行・7つの欄に絞ります。

  2. ○△×の状態は表の上に言葉で書き、付ける人でずれないようにします。

  3. 泡と煙は温度があるうちに見て、閉店後3分で付け終えます。

この記事に関連するサービス

BBFRY(揚げ油のコスト削減装置)

フライヤーの油に入れて使う、電気も薬品も使わない装置「BBFRY」を、全国の飲食店・惣菜店・パン店などにご案内しています。2週間の無料レンタルで、いつもの油と揚げ物のまま効果を確かめられます。

関連するコラム

  • 揚げ油のこし器とろ過、毎日の手入れの5つの手順:揚げかすを残さず、油を長持ちさせる

  • 揚げ油のまとめ買い、何缶までなら安心か:在庫の日数・開けた後の傷み・置き場所の3つで決める

  • 年末年始の休業前:揚げ油の処分とフライヤーの掃除の手順

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page