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看板照明の電気代は「ワット×点灯時間」で出せる:消し忘れと点灯時間を見直す計算例

3月5日
読了時間: 4分

閉店後もついたままの看板は、毎月の電気代にそのまま乗る。タイマーと明るさのセンサーで時間を合わせる

夕方の札幌のビル群と遠くの山並み
写真はイメージです

夜の街で目を引く看板の照明。営業のためには欠かせませんが、閉店後もついたままになっていたり、明るいうちから点灯していたりすると、その分の電気代が毎月かかります。看板の電気代は、ワット数と点灯時間がわかれば、自分で計算できます。この記事では、計算のしかたと、点灯時間の見直し方を整理します。

看板の電気代の計算式

計算式

  • 1か月の使用量(kWh)= 照明のワット数(W)÷ 1000 × 1日の点灯時間 × 日数

  • 1か月の電気代の目安 = 使用量(kWh)× 1kWhあたりの単価

単価は、検針票に書かれた電力量料金の単価に、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価を足して考えます。賦課金は、2025年5月の検針分から2026年4月の検針分まで、1kWhあたり3.98円です。

また、国の電気・ガス料金の支援により、低圧の契約では2026年1月・2月の使用分が1kWhあたり4.5円、3月の使用分が1.5円値引きされています。支援は3月の使用分までと発表されているため、4月の使用分からは、同じ使い方でも請求が増えることを見込んでおきます。

出典:経済産業省の発表(2025年12月・電気・ガス料金の支援)、資源エネルギー庁の発表(再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価)

仮の数字で計算してみる

看板の照明の合計が400W、閉店後も消し忘れて毎日8時間ついていた店を考えます。単価は1kWhあたり35円とします(仮の数字)。

看板の照明の1か月の電気代(計算のための仮の数字) / いまの使い方 400W・8時間 / 3,360円 / 閉店で消す 400W・5時間 / 2,100円 / 器具も替える 160W・5時間 / 840円 / 点灯時間の見直しだけで 月1,260円 / 器具の取り替えも合わせて 月2,520円
400W×8時間×30日=96kWh→3,360円。400W×5時間×30日=60kWh→2,100円。160W×5時間×30日=24kWh→840円。数字はすべて仮の値です。

点灯時間を3時間短くするだけで、電気代は4割近く(37.5%)減る計算です。器具の取り替えには費用がかかりますが、点灯時間の見直しは、今日からお金をかけずにできます。

夕方に窓明かりがともるホテルの建物
暗くなる時間は季節で変わるため、点灯の始まりも季節に合わせます(写真はイメージです)

点灯時間を合わせる3つの方法

方法

合わせられること

気をつけること

タイマー

決まった時刻に消す

停電のあと時刻がずれていないか確かめる

明るさのセンサー

暗くなったらつける

センサーに雪や汚れが付くと反応が変わる

閉店の手順に入れる

人の手で確実に消す

閉店の点検表に「看板」を書き込む

北海道では、冬は早く暗くなり、夏は遅くまで明るい日が続きます。3月は日がのびていく時期なので、冬に合わせたタイマーのままだと、まだ明るい夕方から看板がついていることがあります。決まった時刻につけるタイマーだけでは、夏の明るい時間にも点灯してしまうため、つけるのは明るさのセンサー、消すのはタイマーの組み合わせが便利です。

見直しのチェックリスト

看板の照明の点検

  • 看板の照明のワット数と数を書き出したか

  • 閉店後、何時まで点灯しているかを確かめたか

  • 明るい時間に点灯していないか、夕方に一度見たか

  • タイマーの時刻が、いまの営業時間と合っているか

  • センサーに雪や汚れが付いていないか

電卓とグラフの資料、ノートパソコン、紅茶
看板だけでなく、店全体の契約と使い方を合わせて見ると、見直しの余地が見えてきます(写真はイメージです)

器具を替えるかどうかは、取り替えの費用を、月に下がる電気代で割って、何か月で取り戻せるかを見て決めます。たとえば取り替えに25,000円かかり、月の電気代が2,100円から840円へ1,260円下がるなら、およそ20か月で取り戻せる計算です(仮の数字)。

看板の点灯時間の見直しは、使う量(kWh)を減らす工夫です。一方で、電気代は契約の内容によっても変わります。検針票を数か月分そろえて、契約と使い方の両方を一度確かめておくと、春以降の電気代に備えやすくなります。

よくある質問

Q. 看板のワット数は、どこでわかりますか。

A. 照明の器具や電球に書かれた表示、取り付けた業者の資料で確かめられます。わからないときは、看板を取り付けた業者に、器具の種類と数を聞いてみます。

Q. タイマーと明るさのセンサーは、どちらがよいですか。

A. 消す時間はタイマー、つける時間は明るさのセンサーで決める組み合わせが便利です。季節で暗くなる時間が変わっても、点灯を自動で合わせられます。

Q. 閉店後に看板を消すと、お店をやめたと思われないか心配です。

A. 閉店後に消すのは自然なことです。営業中に暗いと入りにくくなるため、営業時間中はつけ、閉店後に消す、という時間の合わせ方を基本にします。

Q. 看板の電気代は、検針票のどこに出ますか。

A. 看板だけの電気代は、ふつう検針票には分かれて出ません。店全体の使用量の一部として請求されるため、この記事のように、ワット数と時間から計算して目安をつかみます。

まとめ

  1. 看板の電気代はワット数×点灯時間×単価で計算できます。

  2. 閉店後の消し忘れをなくすだけで、仮の計算では4割近く減ります。

  3. つけるのはセンサー、消すのはタイマーで、季節に合わせます。

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