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B型事業所の手作り品が地域のマルシェへ:作業が「仕事」になるまで

3月16日
読了時間: 4分

エナガ・SAPPOROが、札幌市西区のマルシェに初めて出店しました

段ボール箱にテープを貼って梱包する手元
写真はイメージです

3月14日、CLARXが運営する就労継続支援B型の事業所「エナガ・SAPPORO」は、札幌市西区で開かれた地域のマルシェに初めて出店しました。利用者が手がけたアクセサリーや布製品、手作りのカバンを並べ、来場した方と直接言葉を交わしながら商品を紹介しました。この記事では、出店の様子とあわせて、B型の事業所での作業が「仕事」になるまでの流れを紹介します。

マルシェで並べた品物

種類

品物の例

アクセサリー

ネックレス、ブレスレットなど

布製品

巾着、三角巾、エプロンなど

カバン

手作りのカバン

どれも、利用者が一つひとつ丁寧に手がけた品物です。作った人が、買う人の顔を見て手渡せるのが、マルシェの大きな良さです。

巾着やエプロンのような布製品は、毎日の暮らしで使える品物です。アクセサリーは色や形の組み合わせで一つひとつ表情が変わり、手作りのカバンは丈夫さや使いやすさが問われます。手作りの品物を売る場では、使う人の目線で品物を見直すことが大切になります。

作業が「仕事」になるまでの流れ

1月のコラムで、B型の事業所の作業を軽作業・手工芸・パソコンに分けて紹介しました。手工芸の作業は、作るだけで終わりではありません。売る場所に届けるまでに、いくつもの工程があります。

作る 材料を選び、形にする / 仕上げる 検品・値札付け / 届ける 梱包・陳列 / 手渡す 説明して販売
どの工程も大事な仕事です。得意なことに合わせて、役割を分けて取り組みます。
パソコンで商品の写真を整える作業の様子
作った品の写真を撮って整える作業も、販売の準備の一つです(写真はイメージです)

作業が「仕事」になるとは、作った物が誰かに選ばれ、使われるということです。事業所の中で作っているだけでは、品物の良さや直したい点に気付きにくいこともあります。売る場に出ることで、値段に見合う品質か、使いやすい形か、といった目線が自然と生まれます。そうした気付きを次の作業に戻していく流れが、作業を少しずつ仕事に近づけていきます。

出店の前に準備すること

出店の前の準備

  • 並べる品物の数と種類を決める

  • 値札を付け、価格の一覧を作る

  • 品物を傷めないよう梱包して運ぶ

  • 当日の役割(会計・説明・陳列)を決める

  • 寒さや混雑に備え、休憩の交代を決める

3月の札幌はまだ寒く、長い時間立っていると疲れます。無理のない時間で交代することも、出店の準備の一つです。

事業所が出店するときは、品物の説明のしかたや、お釣りの渡し方を前もって練習しておくと、当日の不安が小さくなります。人と話すことが得意な人は説明を、計算が得意な人は会計を、とそれぞれの得意を生かして役割を分けると、一人ひとりが安心して店に立てます。店に立たない人も、作る・値札を付ける・梱包するなど、出店を支える仕事を担えます。

人に手渡す経験が、次の作業につながる

自分の作った物を手に取ってもらい、言葉を交わす経験は、事業所の中だけではなかなか得られません。どんな色が手に取られたか、どんな質問を受けたかは、次に作る物を考える手がかりになります。

B型の事業所の作業は、地域とつながることで、少しずつ「仕事」としての形を持っていきます。エナガ・SAPPOROでは、これからも利用者一人ひとりのペースを大切にしながら、地域との関わりを広げていきます。マルシェの会場で声をかけてくださった皆さまに、心よりお礼を申し上げます。

よくある質問

Q. マルシェで売る品物は、誰が作っているのですか。

A. 今回の出店では、エナガ・SAPPOROの利用者が手がけたアクセサリーや布製品、カバンなどを販売しました。

Q. 販売の売り上げは、どうなりますか。

A. B型の事業所では、生産活動で得た収入から、必要な経費を除いた額を工賃として利用者に支払うことが基本です。工賃の計算のしかたは、事業所ごとの決まりで確かめます。

Q. 人前に出るのが苦手でも、作業に参加できますか。

A. 販売の場に立つことだけが参加の形ではありません。作る、値札を付ける、梱包するなど、店に出ない作業も多くあります。本人の希望に合わせて役割を決めます。

Q. 次の出店の予定は、どこで知ることができますか。

A. エナガ・SAPPOROの出店などのお知らせは、CLARXのホームページで随時お伝えしています。

Q. 手作りの品物の価格は、どう決めていますか。

A. 一般には、材料の費用と作るのにかかる時間、同じような品物の相場などを考えて決めます。価格を決める話し合いに利用者が加わることも、作業を仕事として考えるきっかけになります。

まとめ

  1. 3月14日、エナガ・SAPPOROは札幌市西区の地域のマルシェに初めて出店しました。

  2. 作る・仕上げる・届ける・手渡すまで、どの工程も大事な仕事です。

  3. 買う人と言葉を交わす経験が、次の作業の手がかりになります。

この記事に関連するご案内

エナガ・SAPPORO(就労継続支援B型の事業所)

CLARXは、就労継続支援B型の事業所「エナガ・SAPPORO」を札幌で運営します。見学やご相談のお問い合わせを受け付けています。

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