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通販のお得意様を見分ける3つの物差し:最後に買った時期・回数・金額で名簿を分ける

8月27日
読了時間: 4分

全員に同じ案内を送るより、名簿を4つに分けて、電話をかける相手と話す中身を変える

電話機の横で用紙にペンで書き込む手元
写真はイメージです

通販の名簿には、毎月のように買ってくださるお客様もいれば、一度きりのお客様、以前はよく買っていたのに最近は注文がないお客様もいます。全員に同じ案内を送ったり、同じ順番で電話をかけたりすると、手間のわりに成果が上がりません。この記事では、最後に買った時期・回数・金額の3つの物差しで名簿を分け、電話の使い方を変える方法を整理します。

3つの物差し

物差し

見るもの

点数の区切りの例

最後に買った時期

いちばん新しい購入日

2か月以内=3点/半年以内=2点/それより前=1点

買った回数

これまでの購入の回数

5回以上=3点/2〜4回=2点/1回=1点

買った金額

これまでの購入の合計

上位2割=3点/中ほど=2点/下位=1点

区切りは、商品をくり返し買う間隔に合わせて決めます。健康食品のように毎月届ける商品と、年に一度の贈り物の商品では、「最近」の意味が違うためです。初めは粗く区切り、使いながら直していきます。

段ボール箱と商品の棚がある通販の事務所
受注の記録から、お客様ごとの最後の購入日・回数・合計額を書き出します(写真はイメージです)

名簿を4つに分ける

時期3点・回数3点 / お得意様 / 最近も、何度も買っている / お礼と、新しい商品の案内 / 時期1〜2点・回数3点 / 離れかけ / 以前はよく買っていた / 最近は注文がない
時期3点・回数1点 / はじめてのお客様 / 最近、初めて買った / 2回目につなげる時期 / 時期1点・回数1点 / しばらく離れている / 一度買ったきり / 案内の頻度を下げる

4つのうち、電話をかける価値が大きいのは、離れかけとはじめてのお客様です。離れかけのお客様は、何か理由があって注文が止まっていることが多く、その理由を聞けるのは電話ならではです。

仮の数字で名簿を分けてみる

名簿1,000人を買った回数で分けた例(仮の数字) / 1回 はじめて・離れている / 450人 / 2〜4回 くり返し買っている / 350人 / 5回以上 お得意様の候補 / 200人 / 5回以上のうち半年以上注文がない人が 60人なら / 電話の対象は まず60人
450+350+200=1,000人。数字は仕組みを説明するための仮の値です。

全員に電話をかけるのは大変でも、最初の対象を60人に絞れば、1日10人で6日です。対象を絞ると、1件ごとにていねいに話を聞く時間が取れます。

点数を付けるときの注意

金額の物差しは、商品の値段の幅が大きい通販では、1回の高い買い物でお得意様に見えてしまうことがあります。その場合は、回数と時期を先に見て、金額は同じ点数の中で順番を決めるときに使うと、見誤りが減ります。また、点数は一度付けて終わりではなく、月に一度など決まった時期に付け直します。先月お得意様だった方が、今月は離れかけに移っていることもあるため、移った方を早く見つけることが、名簿を分ける一番の目的です。

電話で何を話すか

分けた相手ごとの電話の目的

  • 離れかけ:使い心地や、注文が止まった理由をうかがう(売り込みから入らない)

  • はじめてのお客様:届いた商品の使い方で困っていないかを確かめる

  • お得意様:日ごろのお礼と、お届けの不便がないかをうかがう

  • どの相手でも:電話を望まない申し出は記録し、次からかけない

室内でスマートフォンを両手で持つ手元
お客様にとって、売り込みではない電話は、受け取り方が変わります(写真はイメージです)

聞いた理由は、そのまま記録して集計します。「量が多すぎる」「届く間隔が合わない」といった声が多ければ、商品や届け方を直す材料にもなります。名簿の分け方と、電話で聞いた声の記録の形を決めてから外の電話窓口に頼むと、報告の数字も比べやすくなります。

よくある質問

Q. 点数の区切りは、どう決めればよいですか。

A. 商品をくり返し買う間隔をもとに決めます。たとえば、2か月に一度買う商品なら、最後の購入が2か月以内・半年以内・それより前、のように区切ります。初めは粗く分けて、使いながら直していきます。

Q. 表計算の道具がなくても、分けられますか。

A. 受注の記録から、お客様ごとの最後の購入日・回数・合計額を書き出せれば、手作業でも分けられます。件数が多いときは、受注の仕組みに集計の機能がないかを確かめます。

Q. 離れかけたお客様に電話をすると、迷惑に思われることはありますか。

A. 売り込みの電話ではなく、商品の使い心地をうかがう、お届けの不便がないかを確かめる、といった目的にすると、受け取り方が変わります。電話を望まない方の申し出は記録して、次からかけないようにします。

Q. 名簿を分けて使うときに、気をつけることはありますか。

A. 名簿を集めたときに示した利用目的の範囲で使うことが前提です。電話でのご案内に使うことを示しているかを、先に確かめておきます。

まとめ

  1. 名簿は最後に買った時期・回数・金額の3つで点数を付けます。

  2. 電話の価値が大きいのは離れかけとはじめてのお客様です。

  3. 対象を絞り、売り込みではない目的で話を聞きます。

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