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お断りの理由を記録する:次の提案につながる電話の報告

7月27日
読了時間: 4分

「断られた」で終わらせず、理由を分けて残すと次の打ち手が見える

ヘッドセットで話しながら棒グラフの画面を見る人の後ろ姿
写真はイメージです

営業の電話では、お断りを受けることのほうが多いものです。そのとき、報告が「不在」「断られた」だけで終わっていると、次に何をすればよいかが見えません。お断りの理由を分けて記録しておくと、電話する時期や、提案の中身を見直す手がかりになります。この記事では、次の提案につながるお断りの記録のしかたを整理します。

理由を分けて記録する

理由の分類

よくある言葉

次の打ち手

時期

今は忙しい・来年度に考える

伺った時期に改めて連絡

すでにある

ほかと契約している

契約の更新の時期を伺う

費用

予算がない・高い

費用の見せ方を見直す

必要性

うちには合わない

相手の業種と提案を見直す

担当違い

担当者が別にいる

担当の部署と名前を伺う

お断り

今後の連絡も不要

意向を記録し、連絡を控える

同じ「断られた」でも、時期の問題と、合わないという判断では、次の動きがまったく違います。分けて残すことで、その違いが後から読めるようになります。

報告に入れる項目

お断りの報告の項目

  • 電話した日時と、話した相手(役職・部署)

  • 理由の分類(上の表の一つ)

  • 相手の言葉を、短くそのまま

  • 次に連絡してよい時期(伺えた場合)

  • 今後の連絡を控える意向の有無

とくに相手の言葉をそのまま短く残すことが大切です。分類だけでは、言い方の温度感が伝わりません。「春になったらまた」と「当面は結構です」では、同じ「時期」でも次の連絡の仕方が変わります。

ノートパソコンを見ながらメモを書く人
電話を切った直後に、相手の言葉を短く書き留めておきます(写真はイメージです)

集計して、提案を見直す

記録がたまったら、月に一度、理由の分類ごとに件数を数えます。

記録 電話のたびに分類と言葉 / 集計 月に一度、分類ごとに数える / 見直し 多い理由に合わせて提案を直す / 再連絡 時期の理由の相手に改めて
集計の結果は、電話の担当者と提案を考える人の両方で共有します。

「費用」が多ければ費用の見せ方を、「必要性」が多ければ電話する相手の選び方を見直します。理由の偏りが、そのまま改善の順番になります。

お断りの意向は、確かに引き継ぐ

「今後の連絡は不要」とはっきり伝えられた相手に、別の担当者が電話してしまうと、会社の印象を大きく損ねます。お断りの意向は、名簿の側にも印をつけて、誰が電話しても分かるようにしておきます。

電話の業務を外部に任せている場合や、担当者が交代する場合は、とくに注意が必要です。お断りの記録が電話の報告の中だけにあり、名簿に反映されていないと、次の担当者には見えません。報告を受け取った側が、その日のうちに名簿へ反映する流れを決めておくと、引き継ぎの漏れを防げます。

お断りの記録は、一見すると成果のない記録に見えます。けれども、積み重ねると、提案の中身や電話する相手の選び方を見直す材料になります。お断りの理由を丁寧に残すことは、次の提案の準備そのものです。

報告の書き方をそろえる

担当者が複数いると、同じお断りでも書き方がばらばらになりがちです。報告の欄を「分類」「相手の言葉」「次の連絡の時期」のように分けておくと、書く人によるばらつきが減ります。自由に書く欄は最後に一つだけにし、そこには気づいたことや相手の様子を残します。書き方がそろうと、集計の手間も小さくなり、責任者が全体の傾向をつかみやすくなります。

よくある質問

Q. お断りの理由を、お客様に詳しく聞いてもよいですか。

A. しつこく聞くと、相手の印象を悪くします。「差し支えなければ」と一言添えて、短く伺える範囲で十分です。答えていただけなかった場合は、「理由は伺えず」と記録します。

Q. 理由の分け方は、どのくらい細かくすればよいですか。

A. 最初は5〜6つの分類で始めます。細かすぎると担当者によって選び方がばらつきます。集計して「その他」が多くなったら、分類を見直します。

Q. 「今は必要ない」と言われた相手には、もう電話しないほうがよいですか。

A. 時期の問題なのか、そもそも合わないのかで扱いが変わります。時期の問題であれば、伺った時期に合わせて改めて連絡する予定を立てます。はっきりお断りされた場合は、その意向を記録し、尊重します。

Q. 記録は、誰が見られるようにしておくべきですか。

A. 電話の担当者だけでなく、営業の責任者や、提案の中身を考える人が見られるようにします。ただし、お客様の情報を含むため、見られる人の範囲は社内の決まりで管理します。

Q. 担当者によって、分類の選び方がばらつきます。

A. 分類ごとに「こういう言葉ならこれ」という例を一枚にまとめ、迷った記録を週に一度見直します。担当者どうしで記録を読み合わせると、選び方が少しずつそろっていきます。

まとめ

  1. お断りの理由は分類と相手の言葉の両方で残します。

  2. 月に一度の集計で、多い理由から提案を見直します。

  3. 連絡を控える意向は名簿に印をつけて引き継ぎます。

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